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2012年1月 2日 (月)

【七篠君の日常】世話焼き系先輩編・第一回

あけましておめでとうございます。本年も徒然草Gを御贔屓にしていただけると嬉しいです。

新年の挨拶もそこそこに、2012年最初の更新は【七篠君の日常】です。
正月中は“新生アフターウルトラマン”を執筆していたのですが、こちらはもう少し詰める事にしました。
それに今日は月曜日ですし。毎週月曜日は【七篠君の日常】を読もう!(ええー

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・オリジナル短編連作小説です。

以下、本編。

 
 
 
通常編成で良いんですよ、通常編成で。
 
 
 
「ほーい!年越し蕎麦、一丁上がり!」
「はーい!こっちも海老天出来たよー!」
大晦日。俺こと七篠炎は、商店街にあるメイド喫茶「らいおんはぁと」でひたすら年越し蕎麦を茹でていた。
それと言うのも、
「ゴメンね、炎。大晦日の日に臨時バイトなんて頼んじゃって……」
そう言うのは俺の高校の先輩である所の境田日向子先輩。メイド喫茶「らいおんはぁと」看板姉妹の次女だ。俺はヒナ先輩に頼まれて、忙しい時期である大晦日の臨時バイトをしているのである。
「ヒナ先輩には何時も世話になってるからね。こういう時に借りを返しておかなくちゃ!」
「別に気にしなくても良いのに……」
「あはは。まぁ、こうやって料理に専念するのは嫌いじゃないしね。それこそ気にしなくて良いよ」
「……うん、本当にありがとう」
「……よっし、蕎麦が茹で上がった!ヒナ先輩、頼んだ!」
「うん!」
 
 
 
そんな事をしていたら年が明けた。
 
 
 
「はーい。これでラストオーダーよぉ」
「「任務達成!」」
ヒナ先輩のお母さん、真子さんの言葉で、俺とヒナ先輩はハイタッチを交わした。
真子さんは、ニコニコ、と微笑みかけ、
「もー、炎君のおかげで助かっちゃったわぁ。ヒナちゃんもご苦労さま」
「お客さんの反応はどうでしたか?」
「大丈夫よぉ。皆、美味しい、美味しいって。……炎君、正式な従業員になる気はない?」
「……いえ、遠慮しておきます。今は日々の家事をこなすので精一杯ですから」
「残念ねぇ。そうなったらヒナちゃんも大喜びなのにぃ」
「ちょ、お母さん!?」
ヒナ先輩が真子さんの口を塞ぎにかかる。…………深く触れると火傷をしそうだ。
「と、とにかく!炎はこれから時間あるかな?」
「ああ、まぁ、わりかし暇かな……」
どうせ帰っても、両親や姉さんの酒のつまみを作るぐらいだろうし。
俺の答えにヒナ先輩は、ぱぁっ、と表情を輝かせると、
「じゃあさ、私と一緒にラーメンでも食べない?……年越し蕎麦、って事で!」
「ヒナ先輩のラーメン!?絶対食べたい!」
ヒナ先輩のラーメンは絶品なのだ。この機会を逃す手はないな!
「決まりだね!じゃあ、上で待っててくれるかな?」
「はーい!」
 
 
 
メイド喫茶「らいおんはぁと」はビル風の一軒家の一階にある。二階、三階、四階は生活スペースとなっており、何だかお洒落な作りなのだ。
 
 
 
二階にあるリビング。俺は電源の入っていない炬燵で待機する。
「はい、お待ちどうさま!私特製のラーメンだよ」
「ひゃー!美味そうだなぁ」
ヒナ先輩がお盆に乗ったラーメンを差し出す。
ちなみにヒナ先輩の作るラーメンは醤油ベース。細めの麺の上にはチャーシュー、モヤシ、メンマ、コーンが乗っている。
「じゃあ、食べようか……って、炬燵が冷たい!?」
「や―、お客さんが勝手につけて良いものかどうか悩んで……」
「もう、そんな気を使わなくて良いの!」
ヒナ先輩は頬を膨らませながら、炬燵の電源を入れる。おお、じんわり暖かくなってきたぞ!
「はー。この暖かさとヒナ先輩のラーメンがあれば、他には何も要らないなぁ」
「え!?」
……おや?ヒナ先輩の顔が赤い。……と言うか、何か動揺している?
「どうかしたの、ヒナ先輩?」
「う、ううん、何でもないよ!?……そっか、まずは胃袋ゲットだね♪」
「何か言った?」
「何でもないよ。さぁ、ラーメンを食べましょう」
「いただきまーす」
ラーメンを啜る。超うめぇ。
「……本当に、炎は私の料理を美味しそうに食べてくれるよね」
「ヒナ先輩の料理は美味いから」
「ううん、それだけじゃないよ。だって、わたしの失敗作にだって根気良く付き合ってくれるじゃない?」
「…………」
ヒナ先輩の料理は偶に変な方向に行く事がある。独創的、と言うか……まぁ、そう言う事なんだが。
「何だか、何時も甘えちゃってる気がするんだよね。……私の方がお姉さんなのに、何だか悔しいなぁ」
ヒナ先輩が寂しそうに笑う。……何と言うか、ヒナ先輩も損な性分だよなぁ。
「俺はこうやって料理を振舞ってくれるだけで十分だよ」
「え……?」
「ヒナ先輩の料理は、俺の活力源だから。ちょいちょい食わないと、調子が悪くなっちゃうんだ」
俺は、ずるずる、と音を立ててラーメンを啜る。ちょっと、と言うかかなり恥ずかしい。うわ、ちょっと気障な気もしてきた。うわー!うわー!
「……そう、なんだ」
ヒナ先輩は自分のラーメンと俺の顔を見比べた後、
「じゃあ、毎日食べれたら幸せ?」
「……うん、まぁ」
「……えへへ、何れはそうなると良いなぁ」
「おーっと!そろそろ見たかった特番が始まるなぁ!TV、借りるよ!!」
炬燵を飛び出してリモコンを探す。いやー!年明け直後の音楽番組は盛り上がるんだよなぁ!
「……ヘタレだなぁ」
「うぐ」
ヒナ先輩の呆れた声に、俺は苦い顔で笑った。
 
 
 
……ホントに損な性分だよ。

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コメント

明けましておめでとうございます・・・。

1日に暴飲暴食し、2日はダウンしてた伝説の・・・です。

今年もよろしくお願いします!!ウルトラマンレックスセカンドシーズンが始動しました。またどんどんと甘く甘く甘く甘くしていくのでw

執事シリーズもしっかり更新していき、学園パロも始めようかなぁとか・・・。

あ、あとまたピロートークを書き溜めたのですが・・・。今回は・・・カドクラ君とシマノさんの立場が入れ替わってます・・・。

カドクラ君が『総監』でシマノさんが『隊員』なんです・・・。

酔ったシマノさんをカドクラ君がお持ちか(自重)、と続きは送りますw

投稿: 伝説の・・・ | 2012年1月 5日 (木) 00時07分

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